帯状疱疹ワクチン 取り扱い開始しました

帯状疱疹ワクチン シングリックス筋注用
2024年より取り扱い開始しました。

シングリックス筋注用とは?

シングリックスは帯状疱疹の予防接種に用いられるワクチンです。50才以上の帯状疱疹に対する予防効果は97.2%と非常に高く、その有効性と安全性から広く用いられていますが、現在のところはインフルエンザワクチンなどと同様自費診療になっています。

シングリックスの効果

50才以上で97.2%、70才以上でも89.8%の患者様で帯状疱疹の発症を予防できると言われています。予防効果は平均値で9.6年まで確認されています。


上の表はシングリックス群(シングリックスを注射した群)とプラセボ群(注射していない群)を4.5年間追跡した結果を示しています。
50才以上でシングリックスを注射した患者では7344人のうち6人しか帯状疱疹を発症していないのに対して、シングリックスを注射していない患者では7415人中210人も帯状疱疹を発症しています。
70才以上では効果は少し落ちるものの、同様の傾向があり予防効果は89.8%にものぼります。
最新のデータでは11年間の観察期間においても50才以上で89%の予防効果があったことが確認されています。
(表はグラクソ・スミスクラインのホームページから転載)

対象となる患者様

基本的には50才以上の方が対象ですが、18才以上で帯状疱疹のリスクが高い方(免疫機能が低下する可能性のある疾患を持っている場合や、治療などで免疫が低下している可能性のある方、その他医師が必要と認めた方)も接種可能となっています。

治療スケジュール

シングリックスは、50歳以上の成人に1回0.5mLを2カ月間隔で2回、筋肉内に接種します。1回目の接種から2カ月を超えた場合でも、6カ月後までに2回目の接種をすれば大丈夫です。

シングリックスの副反応

頻度高:注射部位の痛み(79%)や腫れ(24%)、赤み(37%)などが報告されています。その他、胃腸症状、頭痛、筋肉痛、疲労、悪寒、発熱など、いわゆるインフルエンザワクチン接種後などと同様の反応も報告されています。
頻度極少:ショックやアナフィラキシーといった重大な副反応が発生するおそれもあります。シングリックス接種後にショックが疑われる症状(冷や汗、めまい、顔面蒼白、手足の冷えなど)やアナフィラキシーが疑われる症状(全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、息苦しさなど)があらわれた場合は、すみやかに医師に相談し適切な処置を受けてください。

料金

1回の接種で22000円(税込み)で2回接種が必要です。
ご希望の際は診察時や受付にご遠慮なくお申し出ください。

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